体育の日

2022.10.10
昭和の時代、体育の日は10月10日と固定されていました。
私の両親も、その日に結婚式だった、と聞いたことがありました。
今、健在だったら90過ぎの父、母。
戦前、戦中、戦後を生き抜いた両親。
声をかけて「おめでとう」とは言えないですが、心の中で両親の在りし日を想い巡らせています。

そんな日の
ヒラメは、ご近所さんが釣果を捌いて届けて下さいました。
有難いことです。
ジェノベーゼは、庭先のバジルと収穫したニンニク、米油、松の実で仕立て。
フレッシュな香りもいただきました。
ナスは皮が硬くなっていますが、包丁を入れてトマトと昨夜のヒラメ頭煮汁でコトコトと。
もち麦ご飯には、懇意の方からいただいた南蛮味噌を添えて。
唐辛子、ピーマン、麹、砂糖をじっくり煮ながら仕込むものだそうです。
これがまた絶品!
今度お目にかかったらレシピを教えていただこう、と思っています。
冷奴の調味料として、きゅうりなど野菜スティックの味わいを添える、焼き魚に添えて、、、色んな食材に合いそうです。
今日の朝ごはんは特別な献立が揃いました。
いつもは、こんなに彩りがあるわけではないです。
たまたま揃った食材、日持ちもあるので、急ぎ並べていただきました。

遠方への公務出張も控えているので、事務作業をしながら今日の日を過ごします。
皆さん、どうぞ、お健やかにお励み下さい。
 

【まちづくりの視察研修に参加しました】

 
2022.10.8
昨夜までの雨が上がり、秋晴れの朝、お誘いをいただいた視察研修に参加いたしました。
参加メンバーは、日頃、地域の中で市民活動やボランティア活動を通じて、自分達が暮らす岩沼のまちづくりに向き合う皆さん。
行き先は、福島市内で、こども食堂活動と地域の飲食店や市民皆さんの支援のお気持ちも巻き込んでの活動拠点を主体に。
来店者に誰かの支援のためにクーポン券を買っていただき、恩送りをする、という活動。
 
①最初に立ち寄ったBLTカフェでは、ハンバーガーを注文しながら、まだ未訪店の誰かの分までチケットを買って置いていく。また、みんなの食糧庫という棚では、置いてある食材は、誰でも、いつでも、自由に持ち帰れます、というもの。
提供の食材として棚に置かれているのは、地域のお店屋さんからのフードロス対策の一環としての提供や地域の方が自宅で余剰の食材を持ち込んだり、買って置いて下さる方もあります。
②次に立ち寄ったカレー屋さん。
そちらでも、「お互いさまの街ふくしま」の理念を掲げて営業されています。
お客さんは、誰かのために、とチケットを買ってお店に置いていきます。
③コミュニティフリッジひまわり
ビルの空室に冷蔵庫、冷凍庫を設置。
米や冷凍食品、菓子、雑貨、生理用品も備蓄されています。
棚にはランドセルや体操着なども置かれていました。
原則として、事前申込み(予約)の方のみが入室可能で、必要に応じて食品や雑貨を持ち帰れます。
セキュリティー対策もしっかりと講じられており、必要な方が安心して利用できる仕組みが確立されている、と感じました。
また、来室された方への情報提供コーナーもあり、就職につながるような資格取得や必要な生活支援に繋げられるよう、工夫されていました。
裏を返せば、食をきっかけに、必要な支援につながりやすくする細やかな配慮が感じられました。
④知る人ぞ知る、阿部倉吉翁のお屋敷。
現在は、3代目の方が育苗をなさっています。
実生で盆栽に仕立てていく、という手法で地域の農業者の生業を確立することに尽力された方です。
長い年月、風雪に耐えながら育っていく樹木を丁寧に育んで商品にしていくこと。
私の父も、生前中、盆栽が好きでしたが、特に実生で育てることを何よりの楽しみにしていた姿を見ていたので、今になって、その意味合いが少しだけ分かる様な気がしました。
⑤最後の視察地は、「浄楽園」落ち着いた趣きある庭園です。
皆で散策し、池の辺りでお抹茶と和菓子をいただき、1日の視察研修のクールダウン。
四季折々に花木を愛でられることなど、詳しい方もおられて、花咲く時期にも立ち寄ってみたいものだと思いました。
視察先では、プロジェクトに関わる方々の豊かな視点と発想、行動力に感心することばかりでした。
私たちが現在関わる活動発展にも、何かしらのヒントをいただいた様に思っています。
今回は、大変有意義な視察研修機会をいただきましたこと、関係者皆さんに感謝いたします。
同行者皆さん、お疲れ様でした。

現地で今回の視察ナビゲーターを果たして下さった半田さんという男性がおられます。
限られた時間の中ではありましたが、沢山の事例に触れてきておられるので、伝えて下さったことが多々ありました。

福島の方々の温かな心意気に感心することも沢山ありました。
 
これまでも、福島訪問の機会は多くありましたが、具体に支援活動に従事されている方のナビゲーターでの視察は初めてでした。
震災で大きな痛手を受けた方や、住み慣れた地域を離れざるを得なかった方、家庭や仕事に大きな困難を抱えてしまった方。
そういった方を「お互いさま」と支え合う気持ちを寄せて、地域での活動を支えて下さる方も多いこと、地域の特性のように感じました。

参考までに、活動の発端にもなっている、これまでの活動などをご紹介いたします。

・幸せの0円バーガー
https://youtu.be/Dg7FjMc3YQo

・ひまわり活動
https://youtu.be/7FmlWQ46E9Q

・コミュニティーフリッジ(公共冷蔵庫)
https://youtu.be/e0sZqPHD0WQ

現在、当地岩沼でもこども食堂を始め、子どもや大人の居場所、就労支援など、福祉的な視点での活動も行われています。
それらの多くは、関わる市民皆さんの温かな思いでのボランティア活動や市民活動が主体です。
福島での活動を視察させていただいて、私たちの活動の中にも取り入れられそうな事例や参考にさせていただきたい部分が多くありました。
行政には及ばない部分が求められているのも確かです。
小さなことに思う方もあるかもしれませんが、その小さなことが誰かの役に立っている、そして、その恩送りが次の世代を支えている、それもまた事実です。

思い出を語り合いました

2022.10.8
先月28日で定例議会が終わって以来、慶事、公務、諸々の予定が目白押しです。
周囲の皆さんに色々とご教示、そしてお支えいただけての活動であることに感謝するばかりです。

昨日も、午前中、議会事務局にて打合せ1件後、予定を進めながら午後ご無沙汰していた旧知の方にお目にかかれました。
8月に90代半ばのお母様を送り、葬儀、諸手続き、心や身体のケアを支えに進めておられます。
お母様Tさんも気丈な方で、私の活動にも叱咤激励と温かく見守りを下さっていました。
そんなお母様の思い出話も尽きず、震災時の不思議な巡り合わせも懐かしく語り合いました。
2011年の震災直後、通信手段も途絶えた中。
当時の携帯電話を充電しながら情報を得ていた時、
に色々な方々からの問合せも入りました。
互いに見ず知らずの仲であっても、非常時はお互い様。
知り得る地域の状況をお伝えしていました。

ある方のメッセージに、
「岩沼市内に母と祖母が暮らしています。自分は海外に留学していて、岩沼の情報が分かりません。仙台空港の状況だけが繰り返し入ってきます。安否が気になります。」と。
市内中央部や西地区には津波被害はありませんでしたので、知り得る状況をお伝えしました。
すると、先方からは、おばあちゃん宅の住所と名前が返ってきました。
偶然にも、懇意にしていたTさんのお名前。
私は驚き、Tさん宅へ走り、確認。
すると、
「ウチの孫、海外に留学中です。名前も間違いないです!」
暫く、当地は電話なども通じ難い状況でしたので、海外の孫さんに無事を伝えたことから、県外遠方の親戚皆さんにも安否報告につながった、と後に聞きました。
そんな関わりがある方。

現在、帰国されて首都圏でお仕事をされてるTさん孫さん。
上京されたお母様に、お土産を託して下さいました。
Tさんのご冥福をお祈りいたし、
いただきます。