仙台医療圏病院再編成問題から


昨日2022.12.3の河北新報社説です。
ご覧になった方もおありでしょう。

実は、この日、精神障がい者家族会すずかけ会有志の皆さんの意見交換会へお招きいただきました。

ご存知の様に、宮城県では仙台医療圏病院再編成が推し進められようとしています。
記事にもある様に、構想によると
・仙台赤十字病院(仙台市太白区)
・県立がんセンター(名取市)
を統合し県南部名取市へ。
・東北労災病院(仙台市青葉区)
・県立精神医療センター(名取市)
を合築して富谷市へ移転させる計画です。

それぞれの病院が地域に根差して長いことから、通院される方、ご家族の方、働く方それぞれに反対を唱える方も多くあります。

特に、精神医療センターの移転には職員の8割が反対を表明。

昨日の会合では、家族会有志の皆さん方からも病院が移転となった場合の切実な声を多く聞きました。
指摘された点をまとめてみると
①通院の困難
長距離移動は難しいこと。
移転予定の場所は、交通機関を使っても時間を要することや移動手段に乗継ぎを幾つも行わなければならない。不特定多数の人の中に入ることが難しい。
②家族も高齢化
病気を発症して長い療養期間となり、患者さんも齢を重ね、家族皆さんも同様に、70代、80代に。自家用車の長時間運転も難しい。
③声無き声(患者さん)の取り残し

具体な例も多数お聞きしました。
患者さんも、家族の方も不安な中に生活されていること。
私も関係機関の方々と共に、家族会皆さんの取り組みをお支えしていきます。

投稿者:

布田 えみ

岩沼市議会議員4期目の活動中。 大好きな岩沼のさらなる発展を願い、母として女性として、市民としての思いを町づくりに届けています。