地域の防災力向上へ!防災士資格取得補助制度が始まります

私自身は、2008年、必要を感じ、そして学びを深めるために費用を捻出して防災士資格取得をいたしました。

その経験から、これまで議会の一般質問で『防災士資格取得助成』について提案してきました。

今年度、初めて『防災士資格取得助成』が始まり、岩沼市内の会場にて養成講座が始まります。是非により多くの方に参加いただき、地域の力になっていただきたい、と願います。

私自身の経験から、昨今、想定外の規模での災害があちこちで発生し、甚大な被害が出ている中で、防災士の役目も大きくなっていると感じます。

時に災害時の対応もあるかと思いますが、減災への取組みのリーダーとして日頃から果たせることもあると言えます。啓蒙活動、地域の防災訓練時のサポートや自主防災組織内での役割分担など、学びを生かして活動出来るかと感じます。

私も町内会自主防災組織では、防災士として位置付けられています。

『防災士資格取得助成』については、今年度新たな事業につき受講人員の制約もあります。各町内会や組織団体に要綱も出ているようです。条件の合う方は、是非に受講して資格取得いただきたいと願います。

この制度では、必要な費用の殆んどが助成対象になっているようですので、岩沼市内の防災士誕生に弾みがつくことでしょう。

近況

実はこの3日間、姑の葬儀日程を過ごしていました。
遺族それぞれの都合もあり、昨夜が通夜、今日が告別式、法要、納骨と済ませました。

私は予てよりの女川視察研修責任者としての役目、家族の理解のもと、「役目を果たしてきなさい」と送り出してもらい、昨日は日程を果たしてから、通夜に臨みました。

7月4日の未明、容態急変の報せを受けて駆け付けるも残念ながら、息を引き取っていました。
享年93歳。
大正、昭和、平成を生き、太平洋戦争の時には実家が仙台空港近くの相の釜地区、丁度、現在千年希望の丘・交流センターがあるエリアにありました。
年頃で野良作業をしている時に、米軍の空襲に遭い、畑を這って逃げた体験を息子に話していた、とも聞きました。
専業農家の家業、畑作、稲作、身を粉にして働き、いつもニコニコして、物静かな姑でした。

震災で自宅が大規模半壊、引っ越しての慣れぬ住まいでの不自由な暮らしの時期もありましたが、舅と二人揃って、余生を過ごせたのは幸せなことだったのかもしれません。
介護施設の職員皆さんにも手厚いお世話を受けたこと、感謝が絶えません。
そして、姑が生き抜いた背中から、残された者に教えを残してくれたことに感謝です。

合掌

女川視察研修にまいりました

【オリーブの会視察研修に参加しました】

7月5日、予てよりの計画、女川視察研修に参加しました。

ボランティア活動を通じて、地域の暮らしやすさを考えていくオリーブの会。

 

今日は、宮城県に暮らす私たちが、現在運転停止中の女川原子力発電所の安全対策について学ぶ視察研修を企画しました。運転停止中とは言え、安全対策は欠かせませんし、常に緊張感が張り詰めている施設です。

私は5年前にも、議員有志で施設の視察見学にうかがっていました。今回は、それ以後の訪問になりました。

岩沼駅前からバスにて移動。三陸道を走行しながら、車窓から変わりゆく景色、復興の様子、それぞれが感じ瞼に焼き付けてきました。

敷地内に関しては厳重なセキリュティーチェックがある中、特別に許可をいただいての構内入場、東日本大震災後に安全対策としての電源確保や冷却水確保などの備え、工事車輌も引っ切りなしに行き交う関連施設を懇切丁寧な説明いただきながら、視察いたしました。

場所柄、写真撮影も禁じられているエリアもあり、見学ゾーンでの目視のみ、現在、様々な安全対策工事は続けられているさ中です。

昼過ぎには、女川駅前のシーパル女川での視察を兼ねての食事。私は1年前にも同じ場所に視察研修にうかがう機会がありましたが、その時期に比べるとテナントや施設の充実がぐんと進んでいる様子、嬉しく思いながら見せていただきました。

オリーブの会の皆さんも充実の1日を過ごされたことかと思います。

関係者皆さん、お疲れ様でした。そして、お世話になりました。