これまで私も議会一般質問の中で時流を見据えての提案を行ってきました。
平成31年2月第1回定例議会(2019.3.4)には「外国人労働者」、また令和2年第2回定例会(2020.3.3)には「多文化共生社会」「やさしい日本語」に関して取り上げて事業推進を提案してきました。
日本全体においての少子高齢化が進む中、労働力不足が現実に直面していること、またそれに伴い外国人労働者を受け入れし技能実習生として働いていただくこと、そのための地域での準備が早急に必要なことを提案してきました。
以来、地域においても少しづつ状況が変化してきた、と感じています。
岩沼市と連携してのJOCA東北さんでの「やさしい日本語講座」開講もありました。
昨日9/8は「岩沼市における多文化共生事業に係る勉強会」が開催され、私も出席してきました。
市内に働く、外国人労働者の皆さんも増えています。
食品製造工場、土木建設などの企業での雇用が進んでいます。
雇用されている企業の皆さんの受け入れ体制充実も勿論ありますが、日常暮らす地域の中においても文化や習慣が異なる、ことをしっかりと認識しながら共に理解を深めていくことが大切なことだと考えています。
特に遠く離れた外国から日本にやって来て、気候や風土、文化が異なる中で暮らすことに大きな不安もあるでしょう。
日本語を学んで来ているにしても、微妙なニュアンスの違いなど、苦労も多いことかと思います。
今、JOCA東北さんの中に外国人の方向けの相談室も設けられています。
そういった窓口があることで、不安の解消に繋がっていることを感謝します。
コロナ禍が続く中、地域コミニュティの活動も停滞気味なことは否めません。
それに伴い、地域住民同士の活動も乏しくなっています。
これからの地域経済を維持していくには、どうあるべきか。
そのことを考えると、外国人労働者の皆さんに支えていただくこと、そして私たちももっともっと理解を深めていくことは欠かせないことだと痛感しています。
そして、その外国人労働者の皆さんの生活に必ず伴う、医療・福祉、日常のあらゆる事柄も一緒に向き合っていくべき時期にきているのです。
昨日の講座に出席しながら、これからも誰もが働きやすい、暮らしやすい地域社会であるために必要な施策や事業を推進していかなければならないと強く感じています。
皆さんも是非に「多文化共生社会について」考えてみませんか。